倒産を回避するのは、正直、簡単ではありません。それは理解しておいて下さい。
簡単では無いと言っておいて「大丈夫」なんて口にするなんて、ちょっと矛盾しているような気がするのですが・・・・
確かにそうですね、何も説明しなければそう感じてしまいますよね。
ではなぜ、私がいつも「大丈夫です」と口にするのか、お答えしていきますね。
簡単に言ってしまえば、「とりあえず安心してもらいたい」「ひとまず落ち着いてもらいたい」という気持ちが私の中にありますから、 大丈夫 と口にするのです。
本来、決算書や担保状況を把握していもいないのに「大丈夫」と言うのはあまり良くない事だと思っています。
そもそも、状況を把握してもいないのに、間単に大丈夫なんて口にするコンサルタントなんて、正直あまり信用されたものでは無いと、理解しております。
そこまで分かっていて、なぜ、私が大丈夫と口にするのかと言いますと、
私達のようなプロに相談・問い合わせをした方々が、どんな気持ちで電話やメールをしてきているのか、痛いほど理解しているからです。
開業以来順調に業績を伸ばし、資金繰りで悩んだ事が一度も無い経営者の方や、リスクを背負って自分で商売した事が無い、いわば雇われた事しか無い方からしたら、簡単に「大丈夫」と口にするコンサルタントなど、胡散臭いと思う方もいらっしゃると思います。
実際、そのような話も耳にしますし、ネットの掲示板などではそのような話題も取りあげられ、「簡単に大丈夫なんて口にするコンサルタントなんて信用できない」などと叩かれているぐらいですから、
本当は、「大丈夫」などと簡単に口にしない方が良い事だというのは、きちんと理解しています。
でも、私は、専門家の口から大丈夫という言葉を聞く事ができない方が、どれだけ落胆させてしまうか良く知っています。
事業再生コンサルタントに電話やメールで問い合わせてくる方々は、それこそ藁にも縋る思いで連絡してくる方が非常に多いです。(予防の段階で連絡してくれる方もいらっしゃいますけどね)
そんな方に、「ちょっと厳しいです」とか「現段階では分かりません」などと、どうして言えましょうか?
安易に大丈夫などと言ってはいけないと頭では分かっていても、資金繰りに苦しんでいる人が、勇気を振り絞って連絡してくれたのに、「分からないです」とか「財務諸表を見ないと答えられません」という回答がどれほど経営者の方を不安にさせてしまうか、私は知っているからです。
それに、連絡してくる方の中には、「顧問税理士に破産をするめられた」「弁護士に相談に行ったら、破産するしかありませんねと言われた」という方々も少なからずいらっしゃいます。
専門家に相談しに行くという事は、「1%でも可能性があるなら、倒産させたくない」という経営者の行動なのではないでしょうか?
そんな経営者の方に、どうして「分からない」などと不安を助長するような言葉を口にしなければならないのでしょうか?私にはそんな事はできません。
それに、過去、このような方も数名いらっしゃいました。
「気休めでもいいから大丈夫と言って欲しかった」
「面談相談をうけるまでの間、不安でたまらないから、気休めでもいいから、大丈夫という言葉を専門家のあなたから聞きたかった」 と・・・・
このように、いろんな方から相談を受けるようになってから、少しでも不安を和らげるために「大丈夫」と言うようになったのです。
ですから、電話口やメールで、私はいつも「大丈夫です」と言っているのです。
それが良い事なのか、悪い事なのか、未だに答えは出ていません。
「簡単に大丈夫なんて期待持たせる事を言うな!」という苦情が来たら考えますけど、現状で、そのようなお叱りは一度も耳にしておりませんので、電話やメールの問い合わせの際に、私はいつも「大丈夫」と言っているのです。
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